注文住宅で失敗や後悔をしないためには?計画段階で押さえておきたいポイントなどをご紹介
注文住宅の資金計画を立てる際のプロセスとは?
注文住宅で家を建てるには総予算の決定が非常に重要な意味を持ち、まずは支払うべき金額を分別していく必要があります。
大きく分けるならば建築費は本体工事費と付帯工事費に、別途諸費用が発生し必要に応じて土地代も発生します。
工事請負契約の締結には敷地を用意しなければならず、土地の購入金額上限を設定します。
次に入居者全員の思いや希望を取入れた家のイメージ作りをし、その本体工事にかけられる金額も決めていくのです。
その本体工事費は建築費全体の約75%程度となりますが、その他の工事代には何が発生しうるかの確認も必要です。
諸費用は工事費全体の5%ほどを見込む必要がありますので、これらの総合計がまずは想定できる新築のために支出する予算総額になります。
そして自分たちで捻出できる手許金と融資可能な金額の上限を出し、土地代を含む工事費総額との差を知る事で見直しを始めます。
注文住宅は建てたい家の希望を出し合うことがスタートで、現実に支払える金額を決め工事内容を調整していくべきです。
このプロセスを取らず工事費や捻出する金額のいずれも、無理をしてしまうことは理想の家づくりから遠ざかってしまう事にもなりかねません。
注文住宅建築中のトラブルを回避するには事前説明が効果的
注文住宅に関するトラブルは建築中にも起こります。
建築工事によって生じる騒音などが原因で、ご近所から苦情を受けることで表面化することが多いです。
建築中の騒音に関しては、施主ではなく施工会社の責任になる場合が多いですが、無視すればいいと考えることはできません。
ご近所の方たちは、注文住宅完成後の生活を円滑に行うためには仲良くしたい相手です。
責任の所在の問題よりも、避けられるなら避けるべきトラブルです。
そのためには、回避するための方法を知っておかなければいけません。
効果的な回避方法は、事前にご近所の方に丁寧に説明をしておくことです。
施工会社に任せてしまうのではなく施主自らが訪ねて説明すると効果的です。
ご近所の方たちにとっては、生活拠点のすぐそばで起こっていることなので無視することはできません。
何が起こっているのかが分からなければ確認したくなるのが当然です。
それが苦情となって表れるので、事前の説明によって避けられるケースは少なくありません。